日本協同組合学会 第43回春季研究大会情報
開催日時と場所
開催日時:2025年6月7日(土)9時40分~16時
開催場所:全国中小企業団体中央会 7階研修室(東京都中央区新川1-26-19 全中・全味ビル)
共通論題:中小企業組合の存在意義と今後の役割 ―事業協同組合を中心として―
開催方法:対面のみ
※ 大会の詳細は、下記ニュースレターをご覧ください。
研究大会および交流会参加申し込みフォーム(準備中です、少々お待ちください)
研究大会および交流会への参加を希望される方は、下記の大会参加申し込みフォームより事前登録をお願いします。
交流会の申し込み締め切りは、2025年6月2日(月)になります。
申し込みフォーム:準備中
研究大会参加費 無料
交流会参加費 5,000円(税込)
※ 当日支払い。無断キャンセルおよび申し込み期限後のキャンセルについては、後日参加費相当額を請求させていただきますのでご留意ください。
第43回春季研究大会共通論題
中小企業組合の存在意義と今後の役割―事業協同組合を中心として―
<ねらい>
国際協同組合年を迎えた本年に中小企業組合をテーマとして春季研究大会を開催できることを大変喜ばしく思う。本研究大会では、中小企業組合の中でも最も主要な協同組合法人である事業協同組合の特性や可能性に着目し、その理論的位置づけおよび社会的意義を再考する。
協同組合に関する理論的研究は多岐にわたる。しかしながら、事業協同組合をはじめとする中小企業組合に関する協同組合論的視座を用いた研究は相対的に少なく、体系的な蓄積も限定的である。こうした学術的空白を踏まえ、事業協同組合が協同組合研究において果たしうる役割を検討し、新たな研究の出発点を模索する。また、基本的な共同事業の枠組みに加え、社会的意義を有する実践事例を取り上げ、それらを照らし合わせることで、事業協同組合の多面的な機能と潜在力を議論したい。協同組合に共通する組織的特徴はもとより、「相互扶助」「共益の追求」「地域貢献」といった共有の理念を手がかりに、事業協同組合の位置づけを再確認し、研究と実務の双方からその価値を再評価する。
本研究大会が、事業協同組合ひいては中小企業組合への理解と関心を深め、協同組合全般の研究と実践の発展につながる契機となることを期待する。
当日のタイムスケジュール
大会共通論題:中小企業組合の存在意義と今後の役割―事業協同組合を中心として―
9:10 会場受付開始
9:40-9:50 開会あいさつ
第1部 基調講演
9:50-10:40 基調講演
及川 勝(全国中小企業団体中央会 常務理事)
「中小企業組合制度の概要と存在意義」
第2部 事例報告および研究報告
10:40-11:20 座長解題(制度補足、先行研究の様相、ねらい)
堀井 真理生(福井県中小企業団体中央会)
11:20-12:15 事業協同組合の基本事例
中村 武史(敦賀市管工事協同組合 理事/株式会社中村住設 代表取締役)
「敦賀市管工事協同組合(主に共同購買)」
堀井 真理生(福井県中小企業団体中央会)
「新潟まんが事業協同組合(主に共同受注)」
「福井県オートバイ事業協同組合(主に共同販売)」
(12:15-13:15 昼休憩)
13:15-14:35 社会性を帯びた事業協同組合の事例
内田 進(神奈川県中小企業団体中央会)
「横浜建物管理協同組合」
※ねらい:障がい者雇用施策にみる経済性を求める中での社会性
馬場 千遥(珠洲市特定地域づくり事業協同組合 事務局)
「珠洲市特定地域づくり事業協同組合」
※ねらい:特定地域づくり事業協同組合の成功事例としての事業の在り方および協同組合の被災時対応と現状
14;35-15:00
高瀬 雅男(福島大学名誉教授)
「異種協同組合連携研究会における事業協同組合研究の様相」
(15:00-15:10 小休憩)
第3部 討論とまとめ
15:10-16:00 討論「他の協同組合からみた中小企業組合」
井上 浩子(市民連帯経済つながるかながわ)
佐藤 和希(岩手大学大学院連合農学研究科)
三浦 一浩(生協総合研究所)
早尻 正宏(北海学園大学)
堀井 真理生(福井県中小企業団体中央会)
16:00-17:00 会員総会
17:45-19:45 交流会
個室居酒屋 さつま武蔵 茅場町店(東京都中央区新川1-1-7 GEMS茅場町 3F)
大会事務局とお問合せ先
大会事務局
福井県中小企業団体中央会 堀井 真理生(実行委員長、企画担当常任理事)
市民連帯経済つながるかながわ 井上 浩子(副会長)
駒澤大学 松本 典子(企画担当常任理事)
協同総合研究所 利根川 德(企画担当常任理事)
大会全般に関する問い合わせ:堀井 真理生(福井県中小企業団体中央会)
Email:horii@chuokai-fukui.or.jp